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私とBは、SMパートナーとしてうまくいっていたのだ。
だけど、その内に我慢ができない程に欲しくなってしまった。

私はあれだけ誓ったというのに、快感に手招きされてその誘惑に落ちた。
私の誘いにBは恋人になるのは辞めようと一度は断った。
始まってしまった関係は終わってしまう、ということくらいはお互い既に知っていたのだ。
お互い子供だったけれども、それくらいはわかっていた。

知っていながらも、私はBの手をしっかり繋いで、誘惑の先へ連れて行った。
怖がる瞳をもう片手で塞いで、連れて行ったのだ。


果たしてそこには、涙が滲む程の幸せがあった。


私とBは、「二人には終わりがないと信じよう」と口に出して恐怖を取り去ろうとした。



やはり、終わりはやってきてしまった。
禁忌を犯した報いだろうか。


私は知っている。
だけど、また同じ過ちを繰り返すのではないだろうか。
終わりがくると知りながら、こないと信じてまた始めるだろう。

悲しみたくないから、幸せを感じないようにする人生よりも
振り切れる程の幸せと悲しみのある人生の方が好き。

いつか殺されたとして、そしたら私殺される程の幸せを手にしてたってこと。

朝起きて幸せで涙が滲んだ日を、知らないなんて
そんなのつまらない。
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