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私の指を見て、
どうしてそんなに汚れてるの
と言った。

私は、
なんでだろう?
と言って指先に視線を落とした。

バレた。
と思いながら、赤黒く染まった甘皮をお寿司が並ぶ机にあるお絞りで拭いて話を逸らした。

それは拭いて落ちるはずがないのを、当然知っている。


血みたいだった。

怯える瞳が好きだ。
そうじゃない瞳も好きだ。

痛みや苦しみを与える、手や足にそんなに甘いものを捧げられたらば
もっと壊したくもなるし
もっと大事にしたくもなる。


肌の上のワインも舐めると美味しいよ。
耳が美味しい味がする。

弾けるシャンパンも良かったけど
乾いた赤もまたいいね。
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