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貞操帯、射精管理が好きな人は知っていると思いますが、貞操帯の鍵を持つ管理者のことはKHと呼びます。キーホルダーの略ですね。
そして被管理者(貞操帯をつけられたマゾ)は欲が貯まってフラストレーションを感じつつも"horny"(性的に興奮した)状態となる。KHのことばかり考えるようになります。

1ヶ月貞操帯を装着した奴隷にどんな風に過ごしたのかを聞きました。

貞操帯管理を何度かしてきて作ったマイルールなのですが、私から聞かない限りは、辛さを訴えたり、射精の懇願をすることは管理中のマゾに禁止しています。
大抵はそのルールを課しても守れないのですが、今回奴隷は一度もルールを破りませんでした。長い付き合いのマゾなので、守らなかったら事態が悪化することを、実体験から学んでいたのでしょうね。

貞操帯を着けている間は、勃起してしまうと圧迫されて痛みを感じてしまうので、なるべく興奮しないように、考えないようにしていたけれど、それがなかなか難しかったそう。興奮してしまうともっと辛くなる、もっと欲してしまう、そしてそれが叶わないことへ絶望する。でもそんな状況に興奮してしまう。

何を考えると興奮するのか尋ねたら、「今ルイ子様に管理されているんだ、と思うと」と言っていました。
ずっと身体の一部に異物が付いているわけですから、いやでも忘れられないし、意識してしまいますよね。

そして、同時に管理へ感謝を感じる、とも。

射精以外にも、日常に入り込む管理を数回してきましたが、管理への「感謝」を感じるようになるようです。
不思議だなぁ。
辛い状況に違いないのに感謝を感じるなんて。

でも、辛くても、自分の好きな人に管理されることは幸せなんでしょう。
いや寧ろ辛さが伴ってこそ、か。自由を奪われるわけですから。



手の届く距離にあるのに触れないもどかしさに震えたら良い。
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2018.07.13 二人の常識
お休みするのはたった4ヶ月未満なのですが、それでもマゾ達が寂しがってくれる。
特にプレイの最中に感情が溢れやすいのか、様々なセリフを聞くことができる。

拘束された身を動かせる範囲でわたしに寄せて、快楽と痛みのエクスタシーを繰り返しながら、どこへも行かないでと囁かれた。
「どこへも」ってどこだろう。物理的な問題だけじゃないのはわかる。
わたしは、うん、と答えた。
わたしは、この子とこれからも付き合っていきたいと思っているから。

人が聞いたら、そんな大げさな、というような反応もあるしわたしもそう思うけど、わたしとお前の間ではそれが普通なんだ。

身体にわたしの痕を色々な方法で残してきた。ずっと消えなければ良い。どこにも。
とわたしもプレイの最中に心の中に感情が溢れている。
「前回は、二度と来るかと思いましたよ。」
マゾが笑いながら言った。
でも、来ちゃいました、って。

私も、前回の追い詰め加減は、懲りて、もうこの子は来られなくなるんじゃないかな
と思ってた。

今日はソフトプレイでお願いします。なんて、はじめてそんなお願い聞いたけど
最終的にマゾは
「ルイ子様のお好きなようにして下さい。」
って言った。

そう言わせたい。



別のマゾがパニックに陥りながら、朦朧と、こわい、と繰り返すから
何が恐いの?と聞いたら
「顔が!」
って言われて、この間噴き出しちゃった。

こんな風に書くと、私が恐い人みたいだけど
そういうわけではない。

私は抜けてるところがたくさんあって、しょうがない奴だ。
ただ、サドであって、業が深いだけ。

自分の欲望が、先に行かざるを得なくなってしまう。
もっと、見たい。もっと、支配したい。

たまに自分に呆れる。
そこそこで辞めておけばいいのに!って。
でも、私を、そこまで乗らせるのはマゾで、マゾがいなければ私はこうはならないのだ。
歯車が噛み合って、お前と私がハマった時に快楽物質が放出されて、欲してたまらなくなる。

だから、私が恐いと感じるなら、それはお前のせいなんだよ。

…とマゾのせいにする。
ある奴隷のご挨拶が私は好きなの。
ご挨拶というか、決意表明のようなそれ。
プレイの前にも話す時間はあるのにその時は何も言わないんだもんなぁ。

その日のご挨拶とは
「ルイ子様、黙っていましたが今日は30回記念の日です。」
というもの。

ええ!
なんで、黙っていたんだよう。

なんで黙っていたのよ!と踏みつけたりしていると奴隷は言うのでした。
「だって、恐いじゃないですか。死ぬマスクやられそうだし。」
(死ぬマスクが何か知らない人はこちら→レンタルマスク!
奴隷は死ぬマスクがトラウマになって、一番やりたくないプレイになっちゃったんだ。
私もいざという時のためにずっとやらないできていました。

だけど、この日…
私は死ぬマスクを持ってきていたのだった。

不思議なもので、ある意味以心伝心だよね。

というわけで、当然やることになったのだけど
トラウマプレイだし、拘束なしでやってたの。
けど動いてしまったので変更になった。

完全拘束でやるよ!とベットに上げて、縄を取り出すと
奴隷はそれを見るや、隅っこのほうに素早く逃げて丸まっちゃった。
「嫌だよ~う、本当に無理なんです。」
私と一切目を合わせようともしない。

動いたんだからしょうがないでしょ!と迫っても、ちらとこっちを見てまた丸まってしまう。
許してください、やらなにやらに何も返さず黙っていると、奴隷も黙った。
ベットの隅に裸で丸まる男とボンデージで、迫る女。
その時はお互い、真剣。

「じゃあさ、もう一度拘束なしでやろう、動いたら拘束するからね。」
「ええ、まだ死ぬマスクやるんですかぁ、無理ですよ…、本当に…」
「拘束ありかなしか、どっちがいいのよ!」

後から奴隷は、「どっちって聞かれたとき、逃げちゃおうかなと、思いましたよ。」と言っていた(笑)
3択だったのか。
そして無言の時間が恐ろしかったんだって。
彼は逃げませんでした。

私はなんだかあの時間の奴隷の必死さとか、自分の頑なさとかを思い出すとなにやら可笑しいんだけど
ああいう切実な時間を過ごせるところが好きなんだ。

「ルイ子様がもし僕を殺したら、毎日線香あげにきてくださいね~。僕も毎日面会行くんで。」
って、お前死んでたら面会来られないじゃん!
私も捕まってたら、線香あげられないじゃん!

なんて戯れたりしてー。

「ルイ子さま、そっちじゃないですよ」
「ううん、こっちから行こうよ。」

胃の中に収まっているのは、順に、
たたみいわし、へしこ、銀杏、酒盗
それからお客さんが後から持ってきた、くさや。
おでん。おでんの汁に浮かんだ牡蠣、だった。

熱燗がそれらを、犯そうとしながら馴染んでいく。

「あ、これ、『いいコース』ですね。」

あれ、私、この道を行こうって前にも言ったかしら。

「僕、あれからスッカリ気に入っちゃって。『いいコース』って言葉。」
「私、前にも言ったかな?」
「言いましたよ、お前、いいコースがあるんだよ、いいコースで行こう、って、。」

いいコース

かわいい。

私が言ったのかは知らんが、その響きは、ちっぽけで、かわいらしじゃん。

私たちはその道を歩きながら、自分達が思い浮かぶ、『いいコース』について語って、
これは『いいコース』となり得るぞ、なんて案を出しながら、川沿いを歩いた。

「ああ、綺麗ですね。この間ね、僕はそれで、こうして、見て、ああ、本当にいいコースですね!って言ったんですよ!」

私はきっと自慢気な顔をしていた
だろう。

そのコースを歩いて、たどり着いたバーで、私はコニャックを飲んだ。

美味しいお酒は、一旦口に消えてから2秒後に、始まり出す。

そこで、悪だくみをして、笑っちゃう。
自分達の小ささに。

私たちの、いいコース、を達成させるために。